第1回
コラージュ・題字:堀井和子
堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。今回は、夏から秋へ向かう気分の色々。
竹内紙器製作所の、表面が特殊加工されたベージュ、グレー、ブラウンの3種ボール紙製の箱セット "Stapled"。(サイズは320×230×30mm)
以前イベントの時に、このセットを買ってコラージュ用の紙を分けて収納していました。出し入れしやすく、使ううちに、こなれたいい雰囲気になって愛着を感じるように。紙の量がだいぶ増えたので、買い足しました。
左下は包装紙や紙袋を解体した紙、ラベル、パッケージ用のベージュ箱、この他色紙用のグレー箱、雑誌などの文字入りの紙用ブラウン箱を使っています。
先日、富ヶ谷のカカオストアで見つけたチョコレート。
右上は BONNAT の "Piura Blanco" ペルー産のカカオ75%のブラックチョコレートで、酸味とコク、口溶け、香りのバランスが絶妙で、後半に果実のような奥深い風味に包まれます。
BONNAT のチョコレートはどれもおいしくて、いろいろな種類を選んで味わうのを楽しみにしています。
(前の写真の箱に見えている黄緑色の "Madre de Dios" もとてもおいしかったです。)
右下の "Pump Street ベーカリーチョコレート、ミニバー" はジャマイカ産のカカオ75%のもの。
初めにカラッとした香ばしいコーヒーのような香りがきて、その後蜂蜜のような透明な甘さにつながる────澄んだ味が素敵です。
左は CACAO HUNTERS のコロンビア産、カカオ100%のダークチョコレート。
カカオ100%のチョコレートはドライで辛みが強く、挑むような気持ちがないと食べにくいと感じていましたが、これは違いました。
きりっとしたキレ、辛みの後に、なめらかなコクと、キューッと惹きつけられるような酸味に続くので後口が甘美。
CACAO HUNTERS の文字が刻まれたシンプルなデザインもカッコいいです。
RIFLE PAPER の、中が白地のカード "LONDON"。
ベージュの地色に建物や車・船のイラストが描かれていますが、ちょっと控えめな色使いと文字の入りかたが好きだなあと、ついつい3枚も買ってしまいました。(この地図シリーズでは他に、パリ、ニューヨーク、東京があります。)
堀井和子
堀井和子さん プロフィール
1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。
2019年9月6日 公開
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
第31回
第32回
第33回
第34回
第35回
第36回
第37回
第38回
第39回
第40回
第41回
第42回
第43回
第44回
第45回
第46回
第47回
第48回
第49回
第50回
第51回
第52回
第53回
第54回
第55回
第56回
第57回
第58回
第59回
第60回
第61回
第62回
第63回
第64回
第65回
第66回
第67回
第68回
第69回
第70回
第71回
第72回
第73回
第74回
第75回
第76回
第77回
第78回