第1回
コラージュ・題字:堀井和子
堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。堀井さんらしい、お正月の素敵な過ごし方を教えていただきました。
CLASKA Gallery & Shop "DO" 日本橋店で先月開かれた La+h の展で、48cm×48cm の大きな正方形のトートを見つけました。表裏に、それぞれ濃紺と朱赤のヒュージドットを配したデザインです。他の色の組み合わせもありましたが、私はこの濃紺と朱赤のパキッとした色が大好きで、迷うことなく選んでいました。
お正月、我家の図書室と呼んでいる部屋に、こんなふうに掛けて飾っています。時々、表裏を返しながら。
お正月のお雑煮は、この合鹿椀でいただきます。黒い地に朱色の柏葉柄の蓋付お椀も気に入っているのですが、小ぶりのサイズです。何と言っても合鹿椀は大らかで、たっぷりよそうことが出来るのも嬉しい。
昔、松本郊外の穂高の工芸店で買った夏目有彦さんの作ですが、使いこむうちに朱赤の色合いが深く落ち着いて美しくなってきました。
渋谷の東急東横店のB1Fのワイン売場で、フランスのオーベルニュ地方の赤ワインを見つけました。以前からオーベルニュ地方の赤の澄んだ綺麗な造りに魅かれていたのと、このラベルの赤と濃紺の文字のデザインが素敵で買うことに。家庭料理に合って、軽やかでおいしかったです。
秋田の星耕硝子さんに昨年のツリーのオーナメントを“ウイスキーの水割り色”でお願いした時、ガラス皿も作っていただきました。透明なものと合わせて使っています。赤ワインに合うお正月のオードヴルを盛り付けて。
堀井和子
堀井和子さん プロフィール
1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。
2018年1月5日 公開
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