第1回
コラージュ・題字:堀井和子
堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載。CLASKA Gallery & Shop “DO” 本店での堀井さんの企画展が、いよいよスタートです!
小さいツリーと木箱が会場に届いたところです。
ツリーの栗の木の色合いが揃っていて、とてもきれいです。
ガラスや鉄器、磁器のオーナメントは、組み合わせが4タイプあります。
展覧会の5日前、会場で木箱に“タイトル”を書き入れました。
ゾウ車も会場で車輪を付けて仕上げました。
ゾウ車の尻尾が並んだところ。グレーも深い水色も、よい具合の色みになったと思います。
我家には尻尾の部分がほんの少し削れてしまっている“けがゾウ”がいます。
ゾウ車を入れる紙袋。文字は手描きです。
ここへ来てぐっと寒くなってきたので、グレーのヘリンボーンの1枚仕立てコート("DO" さんで販売しています)を買いました。オーバーサイズを選んで、ラフに羽織っています。野上さんに今回織っていただいたカシミアのスカーフとの組み合わせ、フワッと軽快で優しい巻き心地です。
展覧会の会場は、"DO" の神田さんとスタッフの方が構成・レイアウトしてくださいました。こんな部屋があったらいいなぁ・・・という温かいインテリアになっていてとても素敵です。
ガラスケースの中のゾウ車とポスター、原画、奥の壁に掛けられた額入りポスター、長い木のテーブルに並んだツリーとガラス製品 ―― 並べかた、置きかたに心が踊ります。製作には一生懸命集中して向えますが、どれをどこにどう並べたらよいかはわからなくて・・・。(我家のテーブルの上の組み合わせは迷いなく出来ますが。)
小さいツリーもポスターもゾウ車も、大事にカッコよく並べていただいて胸を張っているみたいで、すごく嬉しくなりました。
“ゾウとパン”柄のテキスタイル、サンプルの段階で見ていましたが、製品に加工されたところは、展覧会の前日じっくり見ました。原画は大きく描いてありますが、きちんと並んだくり返しのパターンが製品になると大人っぽくクールな感じで、新鮮です。
ひょいとつまみたくなるポットカバーやミトン、新しい形のエプロン、格子柄の茶色とゾウとパン柄、ぜひ手に取って見ていただけたらと思います。
"DO" の会場は午前中から夕暮れまで、自然光が入って、ツリーのオーナメントの光り具合や壁、テーブルに映る影が面白くて見飽きません。
堀井和子
堀井和子さん プロフィール
1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。
【企画展】
1丁目ほりい事務所 × CLASKA Gallery & Shop "DO"
arbre + éléphant, brun marron
小さいツリーとゾウと茶色
[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(CLASKA 2F)
[会期]2016年11月3日(木祝)〜12月4日(日) 11:00〜19:00
会期中の11月19日(土) には、トークイベント「いいもの、みつけました!」も。本連載で紹介されたものをはじめ、堀井さんが街歩きの途中で目に留まった気になるあれこれをお話しくださいます。
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※本展の出品アイテムの一部を、CLASKA ONLINE SHOP でも会期後半より販売予定です。
2016年11月4日 公開