第1回
コラージュ・題字:堀井和子
堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。クリスマスが近づいてきました。
白い絵具でラフにペイントしたボール紙のツリー。アクリル板2枚で挟み、クリップでとめたものですが、実は、20年以上この時期にテーブルに飾っています。ボール紙にコラージュする作業が一段落して、ツリーの形に切ったボール紙が余っていたので、白い絵具を塗ってみたら、それが、なかなかよい雰囲気に感じられました。その後、いくつか同じように作ってみましたが、一番初めに塗ったツリー、見飽きない気がして・・・・・・。
濃いブルーと白の格子柄ランチョンマットを野上美喜さんと製作しました。打ち合わせの時、ふと見たバウハウスの頃のテキスタイルを参考に、数ある濃いブルーの中からこの色を選び、野上さんに縦糸、横糸の構成を工夫していただきました。濃いブルーを多めにした寒色の格子柄ですが、手織の風合は何とも温かく感じられ、冬にも活躍しそうです。
2018年も格子柄のランチョンマットをもう少し進めてみたいと思っています。
おいしいチョコレート、見つけました!
トロワグロのタブレット、水色のTの方は CACAO DE DIEUX トリニタリオ種、赤のTの方は MILLE ET UN VISAGES ガーナ産フォラステロ種、どちらも noir 75%のビタータイプ。(他にミルクチョコレートのタイプもあります)深いコクとなめらかな口あたりが素敵です。
ラ・クネチッタのいちじくとアーモンドのジャムも、トロワグロのセレクション。
朝収穫したいちじくを数時間のうちに仕上げたジャムは、やわらかな酸味と甘さで、自家製アーモンド入り ―― プチプチしたいちじくの歯ざわりとアーモンドのアクセントがきいています。ライ麦の入ったカンパーニュにたっぷりのせて食べたいジャムです。
クリスマスの絵本3冊。
上は "THE TREE ANGEL" JUDITH MARTIN & REMY CHARLIP
下左は "BABAR ET PÈRE NOËL" JEAN DE BRUNHOFF
下右は "PETUNIA'S Christmas" ROGER DUVOISIN
堀井和子
堀井和子さん プロフィール
1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。p>
2017年12月15日 公開
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