第1回
コラージュ・題字:堀井和子
堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。素足で過ごすのが気持ちよい季節になりました。
瀬戸内海の写真です。海と空、島がそれぞれ違った穏やかな水色で、船体のグレーとクレーンの赤を1つの画面に収めることができて、嬉しくなりました。
ワイズベッカーさんの展覧会を見た後、CLASKA Gallery & Shop "DO" のお店でビーチサンダルを見つけました。イタリアの "HENRY&HENRY" 社製で、極く薄いグレー(ライトグレー)を選びました。ソールの弾力やフィット感がなかなかよくて、履き心地にうっとりします。ちょうどベランダ用のサンダルの買い替え時期だったのですが、エレガントな雰囲気なので、ワンピースと合わせて外出にも。
下は、昔の DANSK の包装紙。ベランダが、こんなシックなデザインのタイル貼りだったらいいなぁ・・・と、サンダルをのせて撮りました。
Idilio Origins というスイスのメーカーのミルクチョコレート。チョコレートというより、蜂蜜、ヘーゼルナッツ、オレンジの皮の風味のチョコレートキャラメルみたいな食感が印象的です。
黒に近いこげ茶色に、白い文字だけのシンプルなデザインのパッケージに魅かれて手に取りました。
こちらは1ヶ月前に買った Hender Scheme のアトリエスリッパ。(下は松林誠さん作の看板です。)今までマンション内でだけ履いていたのは、南仏の Apt という街の工房のヌメ革製で、長い年月を経て非常に美しいアメ色に変化しました。さすがに革の端が傷んできたので、同じようなヌメ革のものをここ2年ほど探していました。ソールの形がフラットでやや大らかなタイプですが、またアメ色になった様子を見たくて。
堀井和子
堀井和子さん プロフィール
1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。
2018年7月7日 公開
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