「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のブランドビジュアル

HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、真夏でも快適な、シャリ感が心地よいカーディガンのお話しです。

第71回:羽織でも、いちまいでも。

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のカーディガン

"bolero"

今年は梅雨が長く、すっきりとしないお天気が続きますね。
出掛けられない日も多いですが、昨今の巣ごもり習慣のお陰で、家の中でも快適に過ごす方法が自然と身につき、退屈することなく梅雨を乗り切ることができました。
エアーキャンプ!?もそのうちのひとつ。
テントはエアーで......その近くにバーベキューコンロをセッティングし、その上にのせる具材はおままごとの野菜などをトングで丁寧に。
先日は4歳になる娘とこれで2時間遊べました。(笑)

さて、いよいよ青空の眩しい真夏を迎えますが、一方で装いの方は暑さでワンパターンになりがちな時期到来です。
重ね着が暑く感じる季節ですが、快適に着用できる服を上手に選び、着心地とおしゃれの両方を楽しみたいものですね。

細かな縮れとシャリ感が特徴のこの糸。
網目もつまり過ぎていなことから、通気性も良く、むしろ暑い時期だからこそ袖を通した時に良さが伝わる素材です。
この素材を見つけた時に思い浮かんだデザインは、"真夏に着ることの出来る半袖のカーディガン"。
長袖や七部袖のカーディガンはよく目にしますが、腕全体を隠すにはちょっと暑すぎる......という時にオススメです。

カーディガンでありがちなお悩みのひとつ、肩から腕にかけてパツパツの状態になってしまい、肩が張って見えるという問題。
今回はこの問題を意識すべく、腕周りを隠す意味も込め、袖部分は編み地を重ねてあえてボリュームのあるデザインにしました。
また、カーディガンとして羽織って着ることはもちろん、ボタンを締めてトップスとして一枚でも着用出来るという点も嬉しいポイントです。

袖のデザインにより、一見ボレロのようにコンパクトに見えるこのカーディガンですが、 縮れの性質を持つ糸のお陰でストレッチ性もよく、ストレスフリーな着心地に。
ボタンを留めたり、外して着てみたりと、様々な着こなしを楽しんで下さい。

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hau_clothes@claska.com

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」デザイナー藁谷真生のインタビュー記事写真

2020年8月1日 公開

撮影・編集:山本純子(CLASKA)

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