第17回：街と暮らしと服の、いい関係。

東急田園都市線「二子玉川駅」の西口を出て徒歩2分、玉川高島屋S・Cの南館4F に、「CLASKA Gallery & Shop "DO" 二子玉川店」がオープンしました。

すぐそばに多摩川が流れ、緑の多い環境のせいか、どこかのんびりしていてゆとりのある空気を纏う街。

ここ数年の再開発で、商業施設が立ち並ぶ街並みをイメージする方も多いかもしれませんが、ここが東京であることを忘れさせてくれる、“自然豊かな街”という一面も持っています。

そんな二子玉川が持つ「ゆとり」や「余白」を意識した店内は、約200平米もの広大なスペースに、ファッション、テーブルウェア、バスアイテム、インテリア雑貨、そしてアート作品まで、豊富な商品が並んでいます。

店内を歩き進むごとにはっとするアイテムや風景に出会い、いつまでも探索をしていたくなるような、ワクワクと居心地の良さ、その両方を味わっていただける空間となりました。

店内奥、自然光が入り込むガラス張りの小部屋は、HAU を中心にご紹介するコーナーです。HAU の商品を軸に、外国で買い付けた子ども服やうつわ、雑貨などをそろえました。

現在は、好評発売中の 19SS コレクションをご紹介中。7月下旬から順次発売予定の 19AW コレクションからは、全ランナップをご覧いただけます。

HAU の服作りのテーマでもある「大人の日常着」。今回は、デザイナーの藁谷真生に、水と緑に囲まれた二子玉川のライフスタイルを意識したコーディネートを提案してもらいました。

例えば、昼間は公園や多摩川沿いで自然を満喫し、午後はショッピングやカフェでのティータイム……。田園都市の心豊かな暮らしの風景を感じさせる装いをご紹介します。

Coordinate 1.
水遊びにも、ショッピングにも

「子ども連れでの休日をイメージした、リラックス感の中にも遊び心をプラスしたコーディネート。川や公園での水遊びで、『ママも一緒に〜』と言われても大丈夫！　多少濡れてもサッと乾く、リネン混の生地で仕立てたワンピースが活躍します。屋内で過ごす時には冷房対策を意識してカーディガンを肩掛けして。風通しの良いふんわりした形で、着心地の良さだけでなく、爽やかな印象をもたらします。（藁谷）」

「HAU｜holiday room dress ホワイト」「HAU｜living cardigan ライトグレー」（完売）
「HENRY&HENRY｜FLIPPER レディス 37-38 ライトグレー」（完売）

Coordinate 2.
カジュアル、だけどシック

「お友達とのショッピング&ティータイムをイメージした、シックな印象でありながらもどことなく軽快さをプラスしたコーディネート。イチジク柄のパンツが静かな個性を演出しながらも、ウエストはゴム仕様、裏地には肌触りの良いコットン素材で長時間のお茶タイムも快適に。革靴、スニーカーなど、足元を変えるだけで印象もガラッと変わりそうです。（藁谷）」

「HAU｜sailor knit ライトグレー」（完売）「HAU｜fig pants ブラック」（完売）

Coordinate 3.
上品さに“抜け感”をプラスして

「週末、家族が集まって食事をする情景をイメージした、きちんと感の中にもさりげなくゆとりを感じさせるコーディネート。水彩で描いたようなシックな色味のワンピースに、シンプルに黒のバッグとサンダルを合わせて。フラットシューズも良いですが、ここは敢えてラフさを演出したいため、サンダルを合わせました。上品な中にもさりげない抜け感をプラスさせる着こなしが、二子玉川のライフスタイルにフィットすると思います。（藁谷）」

「HAU｜drawing one piece」（完売）
「SOUTHERN FIELD INDUSTRIES｜SHOULDER BAG SMALL Black」
「MARKO｜レザーサンダル ブラック」

2019年6月8日 公開

編集：落合真林子（CLASKA）
撮影：速水真理（CLASKA）