HAU
plain tops アイボリー
10,450円(税込)
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CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、HAU の服を実際にプライベートで愛用しているスタッフ2名をゲストに迎えた座談会企画。着こなしのヒントや今後の展開についてなど、等身大の声をお届けします。
>参加メンバー ※写真向って右から順に
・藁谷真生(HAU デザイナー)身長155cm
・篠原奈央佳(CLASKA Gallery & Shop "DO" 二子玉川店店長)身長169cm
・清水睦美(CLASKA ONLINE SHOP 担当)身長157cm
>聞き手:落合真林子(CLASKA 企画編集)
────連載における春夏の商品のご紹介もひと通り終わり、今回は HAU の洋服を着こなすヒントや、お客さまから頂いた声で印象的だったものなどについて、ざっくばらんにお話をしていただくスタッフ座談会を開催します。よろしくお願いいたします!
藁谷:早速ですが、まずはみなさんにお知らせがあります。5月30日に、「玉川高島屋S・C」4階に、「CLASKA Gallery & Shop "DO" 二子玉川店」がオープンしまして、店内に HAU のショップ イン ショップができました!
篠原:今年の春夏商品に関しては既に完売してしまっているものもありますが、CLASKA ONLINE SHOP に次いで取扱いアイテム数の多い店舗となります。秋冬商品からは全商品取り扱う予定で、その頃には何かイベントができたら……と計画中です。お客さまの生の声もお伺いできたら嬉しいですね。お店でお待ちしています!
────今後の展開が楽しみですね! さて、現在好評発売中のファーストコレクションですが、店舗やCLASKA ONLINE SHOP のお客さまからの反応はいかがですか?
篠原:私が在籍していた日本橋店は、周辺で働いている30〜40代の方から近隣百貨店などでのお買い物の途中に立ち寄ってくださる60代の方まで、いわゆる「大人世代」のお客さまが多いのですが……。
藁谷:まさに、HAU の洋服をつくる時にイメージしている年齢層の方々ですね。
篠原:はい。「daily シリーズ」や「plain シリーズ」といったシンプルなアイテムを中心に手に取ってくださる方もいれば、「fig シリーズ」や「holiday room dress」など手仕事感や遊び心があるアイテムをご覧になって「こういうの、大好きなんです!」と言ってくださる方もいて。お客さまの反応を見ていて、HAU というブランドの二面性を感じました。購入してくださるのは30〜40代の方が中心ですが、シンプルなシリーズは、より上の世代の方にも好評でしたね。
藁谷:“二面性”は、あえて出るように意識していますね。「シンプルで上質」、「大人の遊び心」。いずれも HAU というブランドにとって大切なキーワードです。
昨年10月に行った展示会の様子。Instagram @hau_clothes より
────最初に藁谷さんにインタビューをさせていただいた際に、HAU のコンセプトは『日常の中で感じる非日常感』である、ということを伺いました。年齢を重ねていくと、どうしても着回しのしやすさや機能性を重視してしまいがちですが、そればかりじゃつまらないですものね。
藁谷:そうですね。服を選ぶときや着るときの高揚感を、HAU の服を通じてお届けできたらと思います。
────CLASKA ONLINE SHOP では、連載と連動して毎週1シリーズずつ販売をしていく、という方法をとりました。お客さまの反応はどうですか?
清水:オンラインで購入を検討していただく場合は、実際に試着をしたり、生地感をご自身の手で確認したり……ということができないのですが、HAU の商品に関しては、藁谷さんの連載を通して丁寧な商品説明やコーディネート提案ができたこともあり、沢山のお客さまにご購入いただきました。特に「canvas coat」は、連載記事をアップした当日に、一旦完売してしまうほど人気でしたね。
藁谷:「plain one piece」と「plain tops」、それから「work pants」も完売までの時間が短かったですね。急遽、再生産をかけました(現在販売中)。このシリーズは、これからも HAU の定番商品として通年販売していきたいと思っていて、来年の春のタイミングで新色もプラスできたらと計画中です。
篠原:CLASKA ONLINE SHOP で HAU の存在を知ってくださり、「オンラインでは完売だったので」と、店舗に足を運んでくださる方も多かったですね。
────藁谷さんは、各店舗などからの声で印象的なものはありましたか?
藁谷:「サイズ展開を増やしてほしい!」という声は沢山いただきましたね。HAU の服はもともと小柄な方がバランス良く着られることを意識してつくったもので、全てワンサイズで展開しています。ですので、篠原さんのように高身長の方にとっては、アイテムによって「ちょっと丈が短いかな」と感じられるものもあるかもしれません。
篠原:そうなんです(笑)。でも、藁谷さんがおっしゃる通りアイテムによるんですよね。今日着ているのは、「plain one piece チャコールグレー」ですが、ラグランスリーブなので肩幅も気になりませんし、スカート丈も膝がぎりぎり出ないくらいでちょうどいいんです。
藁谷:全てのアイテムをサイズ展開する、という選択肢もあると思うのですが、“サイズ感がそのブランドの個性を表す”というところもあると思うので、デザイン性が高いアイテムに関しては、これまで通り小柄な方に向けてワンサイズでおつくりしていこうと思っています。
────なるほど。
藁谷:その一方で、より多くの方に HAU の洋服を着ていただきたいという想いもありますので、「plain シリーズ」や 「daily シリーズ」などシンプルな定番ものや一部のパンツに関しては、秋冬以降は2サイズ展開にしていこうかな、と考えています。
篠原:それは朗報です!
────サイズ感って、とても大事なことですよね。特に大人にとっては。
藁谷:そうなんです。若い時はちょっとサイズが小さくても「デザインが気に入ったから、あとは気合いで着る!」という感じでしたけど(笑)。
一同:たしかに!
藁谷:でも30代半ばを過ぎたあたりから、着た時に綺麗に見えるかどうかが大事になってきて、自分にフィットするサイズを探すことに時間をかけるようになりました。改めて、鏡の中の自分の姿を見つめなおすというか(笑)。
篠原:Tシャツやカットソーなど、シンプルなものほどサイズ選びが大事ですよね。定番シリーズのサイズ展開、嬉しいです!
────さて、今日の座談会には、みなさんそれぞれ私物としてお持ちの HAU の服を着てきていただきました。清水さんは、篠原さんが着ているワンピースと同じシリーズの「plain tops アイボリー」ですね。着心地はいかがですか?
清水:私は藁谷さんと同じくらいの背丈なのでサイズがぴったりで、小柄な自分にとってはとてもありがたいブランドだと思っています(笑)。あと、洗濯がしやすいですね。
篠原:わかります! 私が着ているワンピースのような濃い色の洋服って、洗濯するうちに色あせが気になってきたりするのですが、それもなくて。
────このシリーズは、洗濯の回数を重ねてもダメージが出ないよう、襟もとや裾の処理などを工夫されたんですよね。
藁谷:そうですね。だんだんと生地のしわ感と裾のくるっとした処理の部分にこなれ感が出てきて、良い感じに育っています。ある程度予測はしていましたが、自分自身が日々着用する中で改めて気が付きました。それから、さらっとしたドライな着心地なので、これから始まる梅雨の時期や夏の冷房が効いた室内、それから秋口など、年間通して活躍しそうだなと思っています。
────だんだん季節の境目があいまいになってきていて、「これは夏服」「これは冬服」という切り替えがなかなか難しいなと思うこともあります。年間通して着られるアイテムは嬉しいですね。
藁谷:そうですね。季節感は取り入れながらも、そういったアイテムを増やせていけたらいいなと思っています。
────藁谷さんは、どのアイテムを購入されましたか?
藁谷:「plain one piece」のアイボリーと、「work pants」のカーキ、それから「lakeside シリーズ」のワンピースとスカート、あとは「daily シリーズ」のグレーとエメラルドの T シャツを買いました。
────「lakeside シリーズ」は、生地づくりから手掛けたアイテムですね。涼しげな雰囲気で、これからの季節大活躍しそうです。
清水:そうだ、あと一つエピソードがありました! 最初に「plain tops」を着た時に、インナー選びにちょっと迷ってしまって。篠原さんのように肩幅がしっかりある方はそのままさらっと一枚で着られると思うんですけど、私、実は結構な“なで肩”で(笑)。着用するものによってはインナーが襟元から中途半端に見えてしまうんです。どんなものと組み合わせるのがいいのか、藁谷さんに相談しましたよね。
藁谷:そうでしたね! 清水さんのようにインナー選びに迷われる方、意外に多いと思います。今後は、コーディネート提案の一つとして HAU の服に合わせたオリジナルインナーも作ってもいいのかなと思っています。
────コーディネートに関しては、ドー各店舗のインスタグラムで「#わたしのHAU」というハッシュタグをつけて、スタッフの着こなしを発信するという取組みもしていますね。
篠原:スタッフそれぞれの個性が出ていて面白かったです。「こういう組み合わせもできるんだ!」という発見があって、お客さまを接客する際のヒントにもなりました。
藁谷:「リネンベスト」を「daily one piece」に重ねるという着こなしをしているスタッフの方がいて、素敵だなと思いましたね。
清水:同じ服でも、着る方の体型やキャラクターによって見え方が異なって、とても参考になりました! CLASKA ONLINE SHOP では、試着なしで購入を検討してくださる方がほとんどだと思いますので、引き続き、少しでも多くのコーディネート例をお見せできたらと思います。
────さて少し気が早い話ですが、藁谷さんはそろそろ来年の春夏に向けたデザインのアイデアを練り始めた頃でしょうか?
藁谷:そうですね。ブランドをスタートすると同時にこの連載が始まって、改めて出来上がった一つひとつの洋服対して向き合うことで、今後の目標や課題も見えてきました。お悩み解決! じゃないですけど、「こういうものが必要だからつくる」というスタンスを今後も大事にして洋服づくりをすることが、自分の役割だと思っています。
────二子玉川店にできた HAU のショップ イン ショップもありますし、よりブランドの魅力がお客さまに伝えられるような新たな展開を仕掛けていけたらいいですね。
清水:CLASKA ONLINE SHOP でも、何か独自の取り組みができたらいいですね。たとえば別注色とか……。オンライン受注会なども面白いかもしれません。
藁谷:そうですね。これからも、丁寧につくり丁寧に伝えることを大切にできたらと思います。みなさん、引き続き HAU をよろしくお願いします!
↓お店の様子について、詳しくはこちら。↓
2019年5月30日(木) オープン!
CLASKA Gallery & Shop "DO" 二子玉川店のご案内
(CLASKA Gallery & Shop "DO" ブランドサイトにリンクします。)
>shop data
〒158-0094 東京都世田谷区玉川3丁目17番1号 玉川高島屋S・C 南館4F
東急田園都市線・東急大井町線「二子玉川」駅 西口より徒歩2分
Open:10:00〜21:00 Tel:03-6805-6617
玉川高島屋S・C https://www.tamagawa-sc.com
清水睦美(CLASKA ONLINE SHOP 担当)身長157cm
清水睦美(CLASKA ONLINE SHOP 担当)身長157cm
藁谷真生(HAU デザイナー)身長155cm
篠原奈央佳(CLASKA Gallery & Shop "DO" 二子玉川店店長)身長169cm
藁谷真生(HAU デザイナー)身長155cm
<HAUの取扱い店舗に関して>
CLASKA Gallery & Shop "DO" 各店、および全国各地のセレクトショップにて順次展開中。CLASKA ONLINE SHOP でも全ラインナップ展開します。(順次発売予定)
卸販売に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
hau_clothes@claska.com
2019年6月1日 公開
編集:落合真林子(CLASKA)
撮影:速水真理(CLASKA)
第1回:今の自分に合うパンツ、知ってますか?
〜「work pants」ができるまで
第2回:「頼れるカットソー」、持っていますか?
第3回:欲しいのは、「今の気分」を羽織れるコート。
第4回:信頼から生まれる「HAU のかたち」
第5回:頼りにできる「シャツ」さえあれば。
第6回:大人のための「ゆるワンピ」のススメ。
第7回:着ても脱いでも“絵になる”カーディガンって?
第8回:HAU 流、「マリンスタイル」のススメ
第9回:生地から仕立てた、「夏の服」の話。
第10回:手仕事を感じる服づくりの秘密。
第11回:「特別な日」に着たい服は、こんな服。
第12回:ワンピースの魔法。
第13回:「風景」を想像しながら、装いを考えてみる。
第14回:MY 定番Tシャツ、持っていますか?
第15回:夏のマンネリ対策には、ベストです。