「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のブランドビジュアル

HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、藁谷家のおうち時間の過ごしかたを教えていただきました。

第60回:atelier letter 2020 / May.

マスク

今まで当たり前だった平穏な生活が一変し、予想もしていなかった日々が続いて数ヶ月。
気候がもっとも穏やかな5月ですが、もう少しお家で過ごすことの多くなりそうな状況ですね。

学校の休校もすでに2ヶ月近くとなりました。
最初は親子で戸惑いもありましたが、やはりこれだけ長い休みが続くと、子供の声にきちん耳を傾けることや、些細なことにも気付くことが出来たりと、マイナスな要素だけではなく、少なからずメリットな面もあることは発見でした。
そして、それは様々な身の回りのことを見直すきっかけにもなりました。

せっかくの機会なので、我が家では学校では学ぶことの少ない、生活面での自立を意識しながら、家事を中心としたお手伝いを色々と教えることに重点を置いています。
朝は食器洗い、ゴミ捨て、お風呂掃除と、一連の流れはまるで主婦の動線そのもの。(笑)
また、大好きな工作は時間をかけて作れる、いつもよりも一歩踏み込んだ作品に進化。
グルーガン片手にダンボールで収納ボックスや秘密基地を作る姿はなんとも楽しそうです!

テーマを決めて自由に描くフリーペーパー制作もこの休み中にヒットした遊びのひとつ。
情報をまとめつつも、いかに目に留まるキャッチーなものに仕上げるかがコツ!
不思議なもので、枚数を重ねるごとに発信したい内容の精度や、思わず笑ってしまうようなキャッチフレーズを加えたりと、ちょっとしたユニークさで子供なりにこなれた作品に仕上がっていきました。

まだまだ日々安定した気持ちで過ごすことはとても困難な状況ですが、改めて身近なところに楽しみを見つけてみたり、今しか出来ないことにじっくり取り組んでみたりと、自分なりにこの状況と上手く向き合いながら、心身共に健やかに生活できるよう心掛けて行きたいと思います。

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生の子ども作のフリーペーパー

<HAUの取扱い店舗に関して>
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hau_clothes@claska.com

2020年5月9日 公開

撮影・編集:山本純子(CLASKA)

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