HAU
gauze tops ホワイト
SOLD OUT|完売御礼
CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、前々回の記事でスタイリスト伊東朋惠さんに着回し提案をしていただいた、新作の「gauze tops」と「gauze one piece」に関するお話。
前々回の記事では“夏の大人カジュアル講座”と題し、スタイリストの伊東朋惠さんに今の時期にぴったりな大人の為の着回し術をご提案頂きました。
伊東さんとは以前からプライベートでも親しくさせて頂いているのですが、肩肘の張らない自然体なスタイルに、さりげなく今っぽさを取り入れる着こなしがとてもお上手な方だなぁと、思っていました。
どちらかというとシンプルなスタイルが好み (というより、その方が着ていて落ち着く) な私ですが、伊東さんの提案は、洗練された“重ね着”や“色味の組み合わせ”など今まで取り入れた事のない新たなスタイリングばかりで、自分の世界がふわりと広がった、とても良いインプットの機会となりました。
今後も定期的に、ゲストを招いてHAU世代の方へ向けた情報をお届けする機会を作っていけたらいいなと思います。
さて今回ご紹介するアイテムは、前回の企画で着回しをした「gauze tops」 と「gauze one piece」。
実際にガーゼ生地を使っているわけではないのですが、着心地がガーゼのような優しいタッチであることから、「gauze シリーズ」と名付けました。
以前私が 「BLANKET」 というブランドで服作りをしていた時にも、この生地とほぼ同じものを使って服を作ったことがあったのですが、当時 「CLASKA Gallery & shop “DO”」 で取り扱って頂いていた際にとても好評だったと、ディレクターの大熊健郎さんからお伺いしました。
実は当時、この生地はどちらかというと一般の方に広く好まれる素材というよりは、限られた方に好まれる素材だと思い込んでいたので、好評だったと聞いた時には少し驚きました。
というのも、長年服作りをしていると 「春夏」、「秋冬」 といったシーズンを意識した服作りが常態化し、gauze シリーズのようにT シャツ素材よりも少し肉厚のものは、“季節感”という観点で眺めると、少し中途半端かなぁと思い、あまり積極的には選んでこなかったのです。
しかし改めて考えてみると、ここ最近の日本の気候は四季がはっきりしているというよりは、一年を通して狭間の時期の方が多い印象。
このように適度に厚みのあるTシャツ素材は、対応力という意味では活躍する機会が多いのでは? と思い、またこの素材を使って服を作ろう! と思ったのです。
今回の「gauze シリーズ」に使用した生地は、空気を含みながらゆっくりと織り上げることで、凹凸感と独特のニュアンスをもつものに仕上げました。
作ったのは、トップスとワンピースの2アイテム。
どちらも袖口や裾口部分に幅の広い切り替えを施し、腕周りやウエスト、そして裾周りにメリハリをつけて、すっきりと見えるように工夫しました。
肉厚の生地でありながら柔らかさもあるので、このように端の始末をしっかりする事で、だらしない印象にならず、着用した際にきちんとした印象に見せる効果もあります。
そしてこれもちょっとしたポイントですが、袖口部分に少しギャザーを入れ、ほんのりと女性らしく、全体が優しい印象になるように仕上げました。
パフスリーブだと可愛らしい印象がだいぶ強くなりますが、このくらいのギャザー感であれば程よい可愛らしさになるので、大人の女性にしっくりなじむと思います。
夏には1枚でサラッと。晩夏から秋の始まりにかけてはベストやカーディガンとの重ね着でも存在感を発揮する、働きもののTシャツです。
伊東さんにもご提案いただいたカシュクールブラウスやシャツワンピースなどを羽織ったコーディネイトも素敵ですね。ぜひ、色々な着こなしを楽しんでください!
HAU デザイナー 藁谷真生(身長155cm)が着用
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SOLD OUT|完売御礼
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HAU デザイナー 藁谷真生(身長155cm)が着用
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<HAUの取扱い店舗に関して>
CLASKA Gallery & Shop "DO" 各店、および全国各地のセレクトショップにて順次展開中。CLASKA ONLINE SHOP でも全ラインナップ展開します。(順次発売予定)
卸販売に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
hau_clothes@claska.com
2019年7月27日 公開
編集:落合真林子(CLASKA)
撮影:速水真理(CLASKA)
第1回:今の自分に合うパンツ、知ってますか?
〜「work pants」ができるまで
第2回:「頼れるカットソー」、持っていますか?
第3回:欲しいのは、「今の気分」を羽織れるコート。
第4回:信頼から生まれる「HAU のかたち」
第5回:頼りにできる「シャツ」さえあれば。
第6回:大人のための「ゆるワンピ」のススメ。
第7回:着ても脱いでも“絵になる”カーディガンって?
第8回:HAU 流、「マリンスタイル」のススメ
第9回:生地から仕立てた、「夏の服」の話。
第10回:手仕事を感じる服づくりの秘密。
第11回:「特別な日」に着たい服は、こんな服。
第12回:ワンピースの魔法。
第13回:「風景」を想像しながら、装いを考えてみる。
第14回:MY 定番Tシャツ、持っていますか?
第15回:夏のマンネリ対策には、ベストです。
第16回:スタッフ座談会企画|わたしのHAU
第17回:街と暮らしと服の、いい関係。
第18回:HAU exhibition at sabot
第19回:atelier シリーズ、もうひとつの色
第20回:夏休みの準備、はじめました。
第21回:夏の大人カジュアル講座
第22回:気の利いた「羽織もの」、持ってますか?