第27回：楽しくて美味しい！　夏の自由研究

早いもので間もなく9月。いよいよ今週で、夏休みも終わりですね。

我が家の小学生は一足早く学校が始まり、来週からは給食がスタート。やっと通常モードにリセットです。（お母さん方、夏休みお疲れ様でした！）

長女が小学校3年生ということもあり、今年は昨年よりも様々な自由研究に取り組むことができました。

その中の一つ、料理研究家のスズキエミさんが主催された、「子どもと大人の夏の自由研究」に参加したときのことをお話したいと思います。

いつも食べているご飯やお味噌汁のこと。じっくりと親子で学んできました！

まずはご飯の炊き方から。 「ご飯の炊いている様子をどうやって見るんだろうね？」と娘と話していたところ、こんな透明のガラス鍋が登場。

お米１合に対して、水は１８０cc+２０cc(鍋による)で、２００cc。火にかけると、6分経つとふつふつ沸いてきます。

普段は見ることができない、お米が“ご飯”に変わっていく様子をじっくり観察。と同時に、食べ比べ用に土鍋でもご飯を炊いていきました。

次は、お味噌汁の出汁をとりました。材料は、

　・煮干し
　・昆布
　・とうもろこし
　・かつお節

煮干しになる前のカタクチイワシです。
イワシが日本で一番漁獲量の多い魚ということも、この教室で初めて知りました。

それぞれの出汁を味わい、率直な感想をノートに。どうやら、煮干しの出汁が一番気に入ったようです。

透明の鍋で炊いたご飯が炊き上がったところで、みんなでおにぎり作り。塩と梅干し。味付けはいたってシンプルです。

子どもサイズの、小さくて可愛らしいおにぎりがたくさん出来上がりました。
子どもたちは我慢できず、作った側からどんどん食べていき・・・・・・。その素直さに笑ってしまいました（笑）。

そして、土鍋で炊いたご飯もおにぎりにしていただいたのですが、そのご飯の美味しさに愕然！
ふっくらと適度にツヤ感のあるご飯は、いつも家で炊いているご飯とはまるで違いました。（土鍋ほしい！）

おにぎりが全部完成したところで、スズキさんが用意して下さっていたトウモロコシで出汁をとった野菜たっぷりのお味噌汁と一緒に、みんなでお昼の時間です。

お味噌汁には、トマトやキュウリ、季節の野菜がたくさん。

いつも決まりきった具材ばかりしか頭に浮かばないので、「これもありなんだ！」と、発見がありました。

最後はスズキさんの故郷、宮城県の夏のおやつに出てくる「ずんだもち」を作りました。

子どもたちが順番にすり鉢で枝豆を潰して……。ナスを和えても良いそうですよ。

聞いただけで冷たいワインに合いそうな素敵な一品！

いつも口にしている、ご飯とお味噌汁。

素材の味を五感で感じ、丁寧に作ることで、シンプルな食事がとても贅沢に感じられた時間でした。

そしてこの会をきっかけに、娘が友達におにぎりの作り方を伝授していたことが、この夏の嬉しい思い出の一つとなりました。

さて、来週からは9月。HAU の秋冬商品が続々と出来上がってきます。

9月2日（月）からは、CLASKA Gallery & Shop “DO” 二子玉川店で、2019秋冬の新作をいち早くご覧いただける、受注・販売会を行います。

わたくし藁谷も9月6日（金）と9月13日（金）は在店予定ですので、お近くの方、ぜひお越しください！

次週の連載では、この受注・販売会のお話をしたいと思っています。

写真・文：藁谷真生

2019年8月31日 公開

編集：落合真林子（CLASKA）