第38回
CLASKA のスタッフが自身の愛用品の魅力について語るちょっとしたコラム。
第39回は、スタッフが毎年2回開催されている「東京蚤の市」で見つけた、白いキャニスターの話です。
昔からアンティークや雑貨、部屋の内装を考えるのが好きなので、「心惹かれる雑貨はないか」と、よく蚤の市にアイテムを探しに出かけます。特に集めているのが、白い雑貨。ナチュラル系の白いインテリアで部屋を装飾しているので、買い物で目につくのは白い物ばかり。最近では白いアンティーク調のドアやフェンスを購入したりと、物が増え続けています。
このホーロー製のキャニスター、いわゆるフタつきの保存容器は、私が白い雑貨に興味を持ち始めた頃に買ったものです。現行品とは違い、一点物の魅力があるのがアンティーク雑貨のいいところ。このキャニスターでいえば、フチが黒く剥げていて、使用感が感じられるところが魅力ですね。
もとはコーヒー豆を入れる保存容器のようですが、私は集めているレースの切れ端を入れて、部屋に飾っています。フラワーアレンジメントの資格を持っているので、この容器にお花や植物を生けることもありますね。用途を考えるのも楽しいです。
白い雑貨を集め始めた頃から部屋の様子をSNSに投稿し始めて、同じようにインテリアが好きな人たちとSNSでつながり始めました。それから仲良くなって一緒にイベントに参加したり、お互いの家を行き来して遊んだりと、交友関係が広がったことはとてもよかったですね。好きなインテリアの系統が異なっていても、「素敵だ」と思う感覚は同じ人が多いので、一緒にいてとても楽しいです。
最近はコロナで集まれていませんが、落ち着いたらまたみんなで集まりたいですね。そんなつながりを広げるきっかけになった白い雑貨の中でも、このキャニスターは初めの頃を思い出して、少し特別な感じがします。これからも雑貨、友人共に大事にしたいですね。
(CLASKA Gallery & Shop “DO” 立川店 スタッフ 五十嵐望)
公開日 2022年2月25日
聞き手・写真・文 黒沢友凱
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