私の愛用品 〜お守りみたいなもの〜

CLASKA のスタッフが自身の愛用品の魅力について語るちょっとしたコラム。
第27回は、スタッフではなく、もうすぐ3歳になるスタッフのお子さんが毎日遊んでいるミニカー「トミカ」の話です。

第27回:おさがりのミニカー

ミニカー

もともとは夫の実家にあったものでした。彼が子どもの頃に遊んでいたおもちゃで、義母がずっと残しておいたものだそう。かれこれ40年ぐらい前の物なのですが、それが我が家に引き継がれ、今でもまだまだ現役で、子どもが毎日遊んでいます。

私は姉妹だったので男の子のおもちゃは全くの領域外。でも、男の子を育てていくうちに、おもちゃや絵本で「くるま」や「のりもの」について知る機会が増えて、気づけば車の名前などを覚えるようになりました。こんな機会がなければ、車に興味を持つことはなかったのでは、と思うと面白いですね。

ミニカー

よくよく見ると、子どもだけでなく大人も興味をそそられる精巧な作りになっているんです。ドアが開いたり、サスペンションがついているなど、外観が細かく作られているだけでなく、運転席など、内部もかなり忠実に再現されています。2歳半の子どもが外を走っている車を見て「あれは○○だね」と、判断がつくぐらいなので、ものすごい再現度ですよね。

ミニカー

裏には Made in Japan の文字が刻印されていますが、現在のトミカ製品は日本だけでなく、中国やタイ、ベトナムの工場でも生産されています。

正確に言えば、このトミカは私ではなく子どもの愛用品ですが、ある意味、私の愛用品でもあるような気がしているんです。これを子どもに渡すと遊ぶのに夢中になるので、外でも子どもの注意を引けるように出掛ける時は必ず持っていくし、「ちゃんと持ったかな?」と、自然と意識するようになりました。

子どもがぐずった時の切り札みたいなもので、持っていると安心します。いつかは興味を示さなくなってしまうかもしれないけれど、それまではたくさん遊んでほしいですね。


(CLASKA Gallery & Shop “DO” たまプラーザ店 スタッフ 青木梢)

公開日 2021年11月19日
聞き手・写真・文 黒沢友凱

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