「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」の139回

HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU (ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週金曜日更新でお届けします。

第139回:ふんわり包まれる、冬のショートジャケット。

jacket "sheep"

まるで羊の毛のようなくるくるとした表情が愛らしい素材感。
この生地に心を奪われカタチにしたのが、優しく身体を包みこんでくれる温かなノーカラージャケットです。
これまで HAU では丈の長いアウターがほとんどでしたが、この生地との出会いをきっかけに、今回初めてショートジャケットを作りました。

綿状の羊毛を糸にして編み立てたふんわりとした生地は、見た目も着心地も柔らかくてあったか◎
堅苦しさを感じさせないゆとりのあるサイズ感は、中にベストなど厚みのあるインナーを重ねても十分なくらいです。
また、ニットのような丸みのある優しいフォルムは、この生地だからこそ生まれるなんとのも言えないボリューム感。

今回は中に同色のタートルニットとデニムパンツをあわせたちょっと上品で気負わないカジュアルスタイルを考えました。
ノーカラーなので首元にスカーフやマフラーを巻いたり、胸元にブローチを付けたりと、更ににアクセントを加えるとグッとお出かけ感が増してきます◎

釦は表地に響かないよう、内側にスナップが一つ付いているシンプルな仕上げに。
付属でキルトピンを付けましたのでお好みでどうぞ!

最後に見た目ではなかなかわからないこだわりポイントが、裏地の素材。
良く目にするのはツルッとしたサテン系の裏地ですが、今回は可愛さを追求して薄手のコットンの裏地を選びました。
表地のザックリふわふわしたウール素材と繊細なコットンの裏地のアンバランスさは密かな”推し”ポイントなのです。

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「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」デザイナー藁谷真生のインタビュー記事写真
 

2022年10月28日 公開
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。

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