over coat "oncle" / ブラック
35,200円(税込)
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CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU (ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週金曜日更新でお届け。
今回は、少し肩の力の抜けた”叔父さん”というフレーズがぴったりくる、コートのお話です。
”oncle”とはフランス語で叔父さんという意味。
メンズのチェスターコートのデザインからヒントを得てかたちにしたこのコートは、カッコ良いメンズライクな仕上がり。。。というよりは、敢えて少し肩の力の抜けた”叔父さん”というフレーズの方がしっくりくることからこう名付けました。
今回このコートを作るにあたって大事にした点は、叔父さんらしい経年変化が感じられるようなクタッとした生地とオーバーなサイズ感。
そこで着目したのが、元は資材用として開発された強度のある馬布という素材です。
カラッとした独特の風合いをもつこの素材は、生地に仕立てる段階で糸の密度を入れて織っているのでとっても丈夫。
更には密度のある生地だからこそ風を通しにくいというメリットもあるので、まさにコートにはピッタリの素材なのです!
生地の独特なクタッとした風合いは、伊吹染めという岐阜県の伊吹山の麓にある染工場で手染めに近い状態で染めたもの。
人手と手間をかけ、少量単位で染め上げているため、機械では出せない自然なシワ感も特徴の一つです。
細かな部分ですが、肩の力が抜けた雰囲気は襟元のパターンにも工夫があります。
後ろの襟ぐりをグッと下げることによって、不思議と着用した時に襟が抜け、少し脱力感のある見え方に。
さらに肩線を下ろしてドロップショルダーにすることにより、どんな体型の方でもしっくりと馴染むコートに仕上げました。
まだまだ肌寒い季節の変わり目。
中にインナーダウンやニットを合わせるなどして、気候の変化に合わせた着方でお楽しみください。
パンツでもワンピースでも、バランスよく着用いただけますよ!
HAU 2022 Spring & Summer 展示受注販売会
"Playing with the wind."
東京・台東区の「itonowa Life」 にて、 HAU 2022 Spring & Summer 受注販売会が開催されます。
会期中は、"Playing with the wind."をテーマに、2022 SSのラインナップをご覧いただけると共に、
新作の受注も承ります。是非この機会に足をお運び下さいませ。
会期:3月18日(金)〜23日(水) *デザイナー在店日:3月18日(金)
会場:itonowa Life
東京都台東区松が谷3-7-1 第5サニーハイツ102
Tel:03-6231-7775
Open:11:00〜17:00木曜定休
https://itonowalife.com
photo:eri kawamura
<HAUの取扱い店舗に関して>
CLASKA Gallery & Shop "DO" 各店、および全国各地のセレクトショップにて順次展開中。CLASKA ONLINE SHOP でも全ラインナップ展開します。(順次発売予定)
卸販売に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
hau_clothes@claska.com
2022年3月4日 公開
第116回:one piece "tidy"
第115回:atelier letter 2022 / Feb.
第114:atelier letter 2021 / Dec.
第113回:真冬のネイビーコート。
第112回:これからの季節に活躍する、基本の一本。
第111回:軽くて暖かい、冬の防寒着。
第110回:小さな声から生まれた、新しい色。
第109回:ゆったり、軽やかなボリュームニット。
第108回:包まれるような感覚。
第107回:大切に作り続けたい、定番アイテム
第106回:寒さが待ち遠しくなる、あったかベスト。
第105回:ちょうど良い、ワンピース。
第104回:秋色のシャツ。
第103回:夏から秋まで、ながく着る。
第1回から第103回までのバックナンバーはこちらから。