「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」の132回

HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU (ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週金曜日更新でお届けします。

第132回:アンティークのハンカチ、ふわりと肩に。

blouse "collier"

安心感のあるシンプルな服も好きですが、”ちょっと個性的な服” がここ最近気になっています。
これを着れば今日一日頑張れる!といった自分の中にスイッチが入るような服。
生活する上でなくてはならないものだからこそ、毎日の食事のように心の栄養になる。服ってそんな力を持っていると信じています。

アンティークのハンカチをふわりと肩にのせたようなイメージで作った、大きな衿がポイントのスクエアカラーブラウス。
HAUで作った初めての甘い雰囲気のブラウスです。
実際にあるアンティークのレースからモチーフをアレンジし、普段甘めの服を着慣れない方でも、大人っぽくすっきりと着用出来るよう、レースと襟のバランスには特に時間をかけてこだわりました。

その襟端のレース。
ドロンワークというヨーロッパを中心に古くから伝わる技法で、生地の縦糸や横糸を抜き、残った糸をかがっていくという手法のレースです。
今回は、ベトナムの職人さんに依頼をすることで、可憐でありながらも繊細過ぎない、レースでありながらも素朴で味わいのある雰囲気に仕上がったポイントはここだと思っています。

素材は、薄手で滑らかな60ローンの生地を使用しているので、シーズンを問わず、快適に着て頂けます。
きれい目なパンツから、カジュアルなボトムまで幅広く相性の良いブラウス。
デニムと革靴で、無理のないところから秋らしい装いを楽しみましょう〜。

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「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」デザイナー藁谷真生のインタビュー記事写真
 

2022年9月9日 公開

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