HAUのたね

Vol.37 至福のサンセットタイム/変化を楽しむ 2way ワンピース

写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume


この時期はジリジリと西日が眩しい我が家のベランダですが、梅雨入り前に!と先日、少し涼しい夕方の日を見計らって、近くに住む友人とサクッとベランダで至福のサンセットタイムを愉しみました。

夕食前の1時間と決めていたので、おつまみもそこそこに。
限られた時間で話したいことをギュッと話してそのまま夕飯の準備に突入〜。
雰囲気の良いお店に時間をかけて足を伸ばし、ゆったりと美味しいものを味わう時間も贅沢ですが、隙間時間で愉しむ術を考える方が今の自分にはなんだかしっくりときます。

そんな時はおなじみの超時短料理とワインがあれば準備完了。
よかったら皆さんも是非作ってみて下さいね。

〜オイルサーディンの香草パン粉焼き〜
作り方
1. オイルサーディンを耐熱皿にのせる。
2. オリーブオイル・パン粉・ハーブソルトを適量で混ぜ合わせる。
3. 1 に 2 をたっぷりとかけて 200℃ のオーブンで15分くらい焼けば出来上がり。

この日はこのまま夕食を外でいただくことに。 夜風に当たりながら、長女の悩みに1時間耳を傾けてました...。

さらりとした着心地が嬉しい 2way ワンピース

湿度が高くて汗ばむ日本の夏。
ここからは一気に機能性とオシャレが叶う服に頼りたくなるものです!

そんな想いから、通気性が良く一枚で涼しく決まり、速乾性にも優れたワンピースを作ろうと、まずは大事な素材選びからスタート。
基準は、軽くて肌にまとわりつかない清涼感のある素材。
色々探した中で見つけたとっておきは、独自の凹凸おうとつ形状をもつシボ感のある“ちぢみ”という素材。
衣類と肌との接触面を少なくすることによって風通しを良くし、着心地に爽やかな清涼感を与えてくれる特徴があります。
こちらはステテコの素材としても多く採用されており、湿度の高い日本の夏を快適に過ごすための知恵により生まれた生地だそうです。

デザインは、ウエストに取り外し可能な共布ベルトのついた 2way タイプのワンピース。
お好みで付けたり外したりしながらシルエットの違いを楽しめます。
今回は、黒のワンピースの下に easy pants "khadi cotton" のブルーを重ねた遊び心のある装いをご提案。 黒の面積が広い分、ブルーの差し色がパッと鮮やかに写り、仕上げに選んだシルバーのポシェットも目立ち過ぎることなくしっくりと馴染みました。

お出かけ前のコーディネートにも迷わず一枚で決まるワンピースは、夏休みの旅行や帰省にも是非オススメしたい一着です。

裾はラウンドカットにすることで軽やかな印象に。

色はベージュと黒の2色をご用意してます。

ウエストベルトで丈が調整できる点も嬉しいポイントです。

<< 今回紹介したアイテム >>
one piece "suteteko"
easy pants "khadi cotton"


*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。


Profile
藁谷真生 Mao Waragai

デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes


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