HAUのたね
写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume
夏休みの宿題。と聞くと子供だけのものと思っている方が大半だと思いますが...
今年は「大人の自分にも宿題を!」と、兼ねてから手を付けたかった子供部屋に、8歳の次女のお勉強スペースを作るという宿題をこなしました。
元々は工務店さんにお願いしようと思っていたのですが、考えてみたら自分達で作った方が理想通りのスペースになりそうだし、お金も掛からない。
何より子供がこの空間に愛着が湧きそう!ということで、まずは壁のペンキを次女と相談しながら決めることに。
この部屋全体の壁が淡いグレーなので、(こちらも昨年夫婦でペイントしました。)コントラストがありながらも空間に違和感がなく、少しポップで子供が好きなマンダリンオレンジを選びました。
お次は天板を探しにホームセンターへ。
色々とある中、ゴムの木の板が色や木目の雰囲気が良く、おまけに既に塗装されているという合理的な理由からこちらに決定。
その場でカットして頂き、余った細長い板は正面の棚として設置しました。
仕上げは椅子やライトのセッティング。
こちらはインテリアショップに行き、子供の好みのものを一緒に選んで購入しました。
生意気にもクッションも欲しいとのことで、葉っぱ柄のような北欧テキスタイルのクッションをチョイス。
これが結果的に目隠しに垂らしたグリーンのギンガムチェックの生地やお庭の植物との相性も良く、素材と色のバランスがユニークな自分だけの秘密基地のような空間が完成しました。
秋のはじまりにTシャツ感覚で着用できるニットトップスは、オーストラリアウールの中でもトップレベルのソフトでなめらかな風合いを持つ上質なウールで作りました。
そろそろTシャツは...という方におススメしたいこちらのトップス。
ニットでは希少な18ゲージという薄手の編み地にすることで、思わず触れてしまいたくなるような繊細で大人っぽい雰囲気に仕上がりにしました。
また、程よい透け感が今の気分にもフィット。
透け感が気になる方でも、サイジングがゆったりとしているためインナーの色次第では安心して着用いただけます。
袖は二の腕が隠れ、季節の狭間にも嬉しい5分丈に。
機能性のあるマシンウォッシャブル糸のため、ご家庭でのお洗濯が気軽に出来る点も特徴の一つです。
カジュアルにも、きちんとしたお出かけにも。両方のイメージが叶うニットは是非Tシャツ感覚で気軽に着用頂きたい1枚です。
そして今回このニットに合わせたボトムスは、一見無地にも見えるほどの細かなピンドット模様のジャガードパンツ。
ワイドシルエットでレーヨン特有の落ち感があるため、リラックス感のある着こなしが楽しめます。
天然素材をメインで着用頂いている方にはあまり馴染みのない素材かもしれませんが、ボトムスを少しツヤと落ち感のある素材に変えるだけでいつものコーディネートがグッと新鮮に。
季節が進むにつれて出番が増えてくるざっくりニットとも相性良しです◎
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◎ knit tops "touch"
◎ easy pants "pin dot"
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。
Profile
藁谷真生 Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes