東屋さんと一緒に、CLASKA Gallery & Shop "DO" オリジナルのうつわ「丼鉢」を作りました。
まず目指したのは、大きすぎず小さすぎない、ちょうどよいサイズ感のシンプルな丼。
そして、「ただシンプルなだけじゃない、食卓に彩を添えるものにしたい」という希望を東屋さんに伝え、猿山修さんにデザインしていただきました。
デザインが上がってから試作を何度も繰り返し、形と上絵付けのデザインの調整をはじめ、発色の問題や生産にあたっての課題などをクリアし完成するまでに2年近くかかった、東屋さんらしい丁寧な仕事の結晶です。
製作は、東屋の磁器物を多く手がける長崎県波佐見町の窯元・白岳窯さん。色は白、呉須輪、呉須巻、赤輪、赤巻の5タイプを作りました。晴れやかさと落ち着きを併せ持つ絶妙な色合いです。
ありそうでない程よいサイズ感と、柔らかくも凛としたフォルム。東屋さんらしい、品のいい佇まいの丼が出来ました。
(丼鉢 / 呉須巻)
料理が映える丼です。高台があることで、普段のご飯も気品のある雰囲気で召し上がることができます。
多彩な食材を賑やかに盛り付けたエスニックご飯で、アジアの市場のような楽しいおもてなしの食卓に。
(丼鉢 / 赤輪)
赤いラインが入った丼鉢は、中華風の丼やラーメンを本格的な雰囲気たっぷりで味わうのにぴったりです。
(丼鉢 / 白)
白い丼鉢に、色鮮やかなサラダを盛って。取り皿として添えた北欧のうつわともよく合う、懐の深い鉢です。
(丼鉢 / 白)
料理だけでなく、フルーツやお菓子を盛るうつわとしてもどうぞ。色々な使い方を、自由にお楽しみください。
使い勝手のよいお気に入りの丼があれば、丼を使う献立を考えたり増やしたりするのもぐっと楽しくなります。
1点ずつ、専用の紙箱に納まっています。
上絵付けを施していない地の色は、青みがかった薄い灰色です。また、所々に黒点がございます。真っ白ではないことが緊張を和らげ、独特の柔らかさと落ち着きを生んでいます。特徴であり、汚れや不良ではありませんので、あらかじめご了承ください。
- この品の青いライン部分は、呉須の雰囲気を生かし微妙な加減で仕上げています。 釉薬の特性上、ひとつひとつ濃淡や個体差が生じます。それぞれの味わいをお楽しみいただけましたら幸いです。
特集記事「いつも食卓に丼鉢を」では、料理家の小堀紀代美さんと一緒に考えた、丼鉢と合わせたい料理のレシピもご紹介しています。ぜひご覧ください。
*こちらのアイテムは、名品の知られざる良さを掘り下げる連載 「クラスカ名品図鑑 」 vol.12 にて、より深くご紹介しています。