暮らしの中にある名品の、知られざる良さを掘り下げていく名品図鑑。毎月一品公開。
写真:本多康司 文・編集:島田奈津子
こ のうつわに 何を盛ろう? まずは定番の親子丼に、熱々の蕎麦。 肉じゃがを盛っても映えそうだし、フルーツも良さそう・・・。
想像がむくむくと膨らむのは、 CLASKA が初めて東屋に依頼して作った、オリジナルの丼鉢。 手にしっくりと馴染む 大きすぎず小さすぎないほどよいサイズ感、すっとしたデザインながら安心感のある高台、柔らかくも凛としたフォルム。 構想から完成まで2年もの試作を経て、渾身の丼鉢はでき上がった。
ラインアップは白、赤輪、赤巻、呉須輪、呉須巻きの5種。 もともとここまでのバリエーションは考えていなかったというが、DO ディレクター大熊曰く「表情がよくて、どれも捨てがたく・・・」と、すべてを扱うことなったという逸話つきだ。
実際に使ってみると・・・シンプルに 炊き立てのご飯を盛るだけで なんと気品よく見えること! いつものおかずが なんと美しく見えること! 緊張感とチャーミングな柔らかさを合わせ持つ丼鉢は、今日も、明日も、と気づけば日常的に食卓に。
最後に心温まる話をひとつ。丼をひっくり返してみると4つのマークが。 左から、窯元の白岳窯、デザイナーの猿山修さん、CLASKA、そして東屋。 かかわった作り手みんなを公開するのが 東屋のポリシー、なんだか心が和みませんか。
⇒ 東屋 : 創業平成9年 (1997年) 。 信頼できる国内の手工業者と共同し、生活のための良質な道具を生み出してきた。 食器から台所用品、収納道具に家具に至るまで、扱う道具は多岐にわたる。
●
▼
CLASKA Gallery & Shop "DO"×東屋 | 丼鉢
4,400〜4,950円
素材:磁器 呉須・石灰釉
製造:日本(長崎県 波佐見焼)
サイズ:約直径15×高さ9cm 適正容量約500ml
●
アイテムは下記より
⇒ 白 呉須輪 呉須巻 赤輪 赤巻