HAUのたね
写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume
発売当初から良いな。と思っていた 猿山修さんデザイン、CLASKA Gallery & Shop "DO"×東屋 の丼鉢 シリーズ。
休日のお昼は決まって麺類の出番が多めになるのですが、その度にあの丼鉢があればもっと美味しく見えそう〜。並べた時の食卓も上品に決まりそうだな〜。と憧れる気持ちが膨らむと同時に、何度も頭の中でシュミレーションを繰り返していました。
そして購入の決断の最後の決め手となったのは、スタッフの、 「なんてことないうどんもご馳走に見えますよ!」 の神のような一言。手抜きうどんでも (そこまでは言ってませんが、笑。) 豪華に見映えがするなんてこれは買わない手はない。とまずは赤いラインの入ったものを2個購入しました。
温かみがありながらも、高台作りのすっきりとした安定感のあるは丼鉢は、手に持っただけで気分が上がる一品。これに麺ものがおさまるのかなという程の小振りな作りですが、心配は他所に、一人前の麺も丁度よくきれいにおさまりました。これで週末のお昼の定番、サッポロ一番のラーメンも罪悪感なく堂々と食卓に出せるように!
家族分揃えたいので、残りの2個は外側をブルーで彩った呉須巻を購入しようと思っています。
初めてデザインした半袖タイプのオールインワン。首元をなだらかな Vネックとボタン開きのデザインにすることで、オールインワン初心者の方でも着やすいよう工夫し、着丈の調節ができるようウエスト部分に調節可能な共布リボンをプラスしました。
一見ナイロンのような撥水性のある表情の生地は、南米やアフリカなどの熱帯雨林に原生する“カポック”という樹木から採れる綿毛が原料の素材。 通常の綿の8分の1の軽さと、暑い時には湿気を放出してくれるという、軽量性と通気性を兼ね備えた機能を持ち合わせている生地です。
今回は、インナーに差し色としてレモンイエローの no sleeve "organic" を組み合わせてみました。上下同じ生地のオールインワンは、少しどこかに違う色味をプラスすることでメリハリのあるコーディネートが完成。鮮かな色もベーシックな色味のものと組み合わせることによってお互いが引き立ち、普段色物を着なれない方でも挑戦しやすくなります。
まだまだ肌寒い時期には中に長袖のインナーを重ねたり、上からカーディガンを羽織ったりしながら調節して下さい。
<< 今回紹介したアイテム >>
◎ all in one "kapok"
◎ no sleeve "organic"
◎ 3/4 sleeve "organic"
◎ SHOES LIKE POTTERY [LOW] / ブラック
◎ 丼鉢 / 赤輪
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。
Profile
藁谷真生 Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes