暮らしの中にある名品の、知られざる良さを掘り下げていく名品図鑑。毎月一品公開。
写真：本多康司 文・編集：島田奈津子
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と星のロゴがトレードマーク。とにかくしなやかで、履き心地がいい ── 出会ってしまったらやめられない、SHOES LIKE POTTER のスニーカーだ。
その良さは、一度でも履いてみるとすぐにわかる。ソールが、驚くほど深く、グニリと曲がるのだ。
一日中履いても疲れ知らずのスニーカー、その原点は、明治時代に遡る。久留米の地に足袋専門店として誕生した「つちやたび店」は、時代を先取りして足袋の生産、販売を開始。大正時代に入ると、アメリカ製のキャンバスシューズからヒントを得て、底にゴムをひいた“地下足袋”を開発した。この地下足袋が、後の SHOES LIKE POTTERY へとつながっていく。
冒頭の“しなやかさ”の理由は、焼きもののように スニーカーを作る、ヴァルカナイズ製法によるもの。国内でも稀なこの製法の特徴は、スニーカーを、最終工程で加硫缶と呼ばれる大きな “窯” に入れること。 一定時間 熱と圧力を加えることで、生ゴムと中に練り込まれた硫黄が、熱により化学反応を引き起こし、柔軟性と耐久性に優れた靴ができ上がるのだ。
“これ以上のものはない！”と、このスニーカー一択の愛用者が続出する SHOES LIKE POTTER ── メイド・イン・ジャパン、ならぬ、メイド・イン・久留米 の名品が、ここにある。
⇒ SHOES LIKE POTTERY ： 福岡の老舗シューズメーカー「ムーンスター」が、昔ながらのヴァルカナイズ製法で作るスニーカー。男女を問わず長く愛用できるデザインと履き心地の良さが魅力。
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MOONSTAR | SHOES LIKE POTTERY ［LOW］ / ホワイト
11,000円
本体：コットンキャンバス ソール：ゴム
製造：日本（福岡県）
サイズ：22〜27cm ハーフサイズ無し
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