岐阜県関市で自身のガラス工房を主宰するガラス作家 サコウユウコさんの風鈴です。
ひとつひとつ宙吹きで作られる透明度の高いガラスの中で鉄製の花が揺れ、りん、と美しい音色を奏でます。
現代の暮らしの風景にさりげなく馴染む、シンプルでモダンなデザインが心地よい風鈴。風を受ける吹き流し部分のリネンとヘンプの紐がナチュラルな質感で、一層涼しげです。
紐がとても長いので、あえて低めに垂らしたり、様々な場所に自由に引っ掛けて楽しむことができます。夏の贈り物にもどうぞ。
旅先の旅館で聞いた風鈴の音にはっとさせられたことがある。チリンと鳴る音のなんと涼しげなこと。
買うと心に決めたものの、いざ探すとなかなか気に入ったものがみつからない。金属や陶製のものもあるが、やっぱりガラスがいい。ガラスといえば江戸風鈴が有名だが、昔ながらに絵付けされたものなど風情はあるがモダンリビングには少しミスマッチな気もする。などと思案していたとき、ガラス作家のサコウユウコさんがつくる風鈴に出会った。シンプルでモダン。でも日本的な情緒のある風鈴。まさに求めていたものだった。
サコウさんは岐阜県関市で自らの工房「日々ガラス製作所」を主宰。普段は花器やボウルなど日常使いのガラス器を製作されている。
宙吹き(棒の先で溶けたガラスをプーッと膨らませる技法)でつくるガラスは透明度が高く、光が当たると一段と美しい。
柔らかいフォルムをしたガラスドームの中で鉄製のモチーフが揺れ澄んだ音を奏でる。まさに日本の夏、風物詩である。
CLASKA Gallery & Shop "DO" ディレクター大熊健郎
『Discover Japan』(エイ出版社)Vol.1 「名もなき逸品、名のある一品」より
モチーフと紐の色が異なる「ツバメ」もございます。ツバメは、ハナより音が少し低いです。