布で自身が欲しい形のものを求め、心地のよい素材や使い勝手、始末のよい丈夫な縫製を考え抜いた作品づくりを日々続けられている松澤紀美子さん。こちらは松澤さんの布の鞄をモデルにした、CLASKA Gallery & Shop "DO" オリジナルの革のポシェットの第2弾。
左が、松澤さんがつくられた布の鞄。松澤さんから「この鞄は布よりも革向きだ」とご提案いただいたことから、形も寸法もまったく同じものを革で再現しました。
革はとても軽く、しなやかな触感のものを。と同時に丈夫さと、型崩れしにくい程度の張りを持ったものをと、上質な牛革を選び使用しています。そして何と言っても「まん丸」の形が、ポシェットとしては珍しいチャームポイントです。
金属感や色のない黒のファスナーを付け、シックで上品な一体感を出しています。
小さなサイズの鞄なので、つくるには細かい作業があります。厚みのない所にショルダーを縫い付けた部分も、丁寧な縫製でしっかりと仕上げました。
革は布と違って、端を切りっ放しで処理できることも大きいです。シンプルでスマートな仕上がりになっています。
内ポケットが1つ付いています。また革の裏面の毛羽立ち・摩耗から中身を守ってくれる、黒いコットンの裏地付きです。
丸の直径はΦ20cm。松澤さん愛用の長財布が入るギリギリの線で決まった寸法ですが、長財布の形によっては入らないこともありますのでご注意ください。財布の長辺が19cm以下であることが、入る目安です。
マチは、長財布と携帯電話が入るプラスアルファ程度の薄さ(3cm)です。
松澤さんいわく、「振られて揺れる、空中ブランコのイメージ」。体に沿って音符が揺れているようにも見え、とてもいい、装いのポイントになります。
身体に沿い、辛うじて財布とスマートフォンが入る鞄。男性がジーンズのポケットに財布とスマートフォンを入れて手ぶらで歩くような身軽さです。
腰の位置にある、服のポケットのような役割の鞄。服の一部という感覚で使っていただけます。パスケースやスマートフォンを入れておけば、すっと出せるところに常にあるので安心です。
松澤紀美子さんのアトリエを訪ね、モデルになった布の鞄についてお話を伺いました。特集「松澤紀美子さんの MARU ポシェット」も、併せてご覧ください。
「レザーバッグの革のお手入れ方法」の記事で、お気に入りのレザーバッグを長く愛用するための革のお手入れ方法をご紹介しています。
この商品は、CLASKA Gallery & Shop "DO" が提携する国内の工場で製造を行っています。松澤紀美子さんご本人が製作(縫製)されているものではありません。また、松澤さんのアトリエでは販売されていませんのでご理解願います。