
木工作家 西本良太さんによる、コーヒーフィルターホルダー。1点ずつ、タモ材を使って手作りされている作品です。

タモ材の木目の直線的な流れを活かした、シンプルで清々しいデザイン。

内側の両脇が斜めに切り欠かれていて、ここにコーヒーフィルターを引っ掛ける仕組みです。

背面にマグネットが内蔵されています。マグネットは見えず、不思議な感じがするほどきれいな仕上がり。

冷蔵庫やスチール棚に、ぴたっと付けることができます。

あとは隙間にコーヒーフィルター(2〜4人用)を差し込むだけ。15枚くらいが程よい収容数です(詰めるともう少し入ります)。


ホルダーを上下逆さに(脇の切り欠きの無い方を上に)すると、1〜2人用のフィルターがちょうどよく納まるようになります。

左右にある2つの黒点は、木材を固定するビスをカットした跡です。マグネット式ではなく釘でホルダーを壁へ打ち付けたように見える意匠としても、実に心憎い演出。

ミニマムでごくさりげない存在ながら、木のナチュラルな素材感と温もりがインテリアのポイントになってくれる、気持ちのよい道具です。

日々使うコーヒーフィルターだからこそ。収納扉の開け閉めや袋から出すことによる煩雑さから解放され、スマートにさっと手に取れるのがうれしく快適です。

横幅が16cmで、ポストカードを横向きに載せるとちょうどいいことを発見しました。お気に入りのポストカードの飾り棚として使うのも楽しいです。

写真:西 希
こちらは特集「おいしい珈琲 おいしい道具」 でもご紹介しています。
天然木を使用しているため、1点ずつ木目の表情が異なります。
